レース用語
(ロードレース)
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H19.08
■ア
【赤旗】
レース中断を告げる旗のこと。
⇒例 大クラッシュ他
【アウトインアウト】
コーナーの基本的な
コーナーの基本的な走法。外側から進入し、内側を通って外側に向けて脱出するライン。
【アール】
半径を示すradiusの頭文字。
⇒例100R=半径100m相当の外周コーナ。
【アンダーステア】
コーナーの走行でやや外側に膨らむマシン挙動や特性。

■イ
【イエローフラッグ】
転倒車の存在など危険を知らせる旗。提示区間は追い越し禁止。
【イルタ(IRTA)】
MotoGPチームの連盟。インターナショナル・ロードレース・チーム・アソシエーション。

■ウ
【ウイリー】
前輪が浮いて走行する状態。ロードレースのパフォーマンスやコースにより見られる。
例)コーナーの立上がり他ただし、ウイリー時間が多いとタイムロスにもなる。

【ウエットレース】
ロードレース決勝は、“ドライレース”と“ウェットレース”に分類され、スタート前に主催者が告知する。
参考)「ドライレース」は天候状況で路面が変化した場合中断されることもあるが。「ウェットレース」が宣告された場合、天候変化による中断はありません。
【ウォームアップラップ】
決勝日の朝に行われる練習走行

■エ
【エフ・アイ・エム(FIM)】
国際モーターサイクリズム連盟。二輪モータースポーツの国際統括団体。
【エム・エフ・ジェー(MFJ)】
(財)日本モーターサイクルスポーツ協会。国内の二輪スポーツ統括団体で文部科学省所管。国内4メーカーも加盟し運営協力する。
【エントラント】
出場者、レース参加者、参戦チームの意。

■オ
【オイル旗】
赤い縦縞の入った黄色い旗。コースがオイルや砂などで滑り易いことを伝える。主にロードレースで見られる。
【オーガナイザー】
レースの主催者
【オーバーステア】
コーナーの走行でやや内側に切れ込むマシン挙動や特性。

【オフィシャル】
競技委員

■カ
【カウリング】
マシンを覆う樹脂製カバー。走行風の流れを調整し最高速度を稼ぎ、空気抵抗を低減し選手を風圧から守る。
【カウンター】
「逆ハン」「カウンターステア」と同意語。
コーナー走行中に後輪がグリップを失い外側に滑る時、曲がる方向とは反対方向にハンドルを切りマシンの方向を調節する走り方。
【カットスリック】
ロードレースで、微かに濡れた路面での走行用に、手作業や機械作業でスリックタイヤに溝を施したタイヤ。
【カント】
コーナーの傾斜のこと。走行容易化を図るため内側を低く外側を高くした路面設計。バンクとも呼ばれる。モトクロスのバンクでは、コーナー外側が高く盛り上がり遠心力を受け止める。それにより平坦なコーナーより高い速度で通過することも出来る。

■キ
【ギアボックス】
トランスミッションと同意語。変速機のこと。

■ク
【クォリファイ】
予選走行。または予選を通過し、決勝出場の資格を得ること。
【クールダウンラップ】
レース終了後、全車がスピードを落としてサーキットを1周すること。

【グリーンフラッグ】
コースのクリーン状態、または走行の開始を告げる緑色の旗。
【クリアラップ】

前方に走行ラインを邪魔するマシンがない状態。予選時の状況説明で使う。
【クリップ】
【クリッピングポイント】
コーナーで最もインに近づく場所。コーナー中央の切り返し地点。

■ケ
【計測装置】
モトGPのファクトリーマシンなどで、速度やエンジン回転数、使用ギア、サスペンション作動量、タイヤ温度、ブレーキ作動など多岐のデータを収集する装置。マシン開発の基礎データを得る。

■コ
【コースレコード】
最も速い1周のラップタイム。モトGPでは決勝時のタイムが有効。全日本選手権では予選タイムも認められる。
【コンストラクター】
マシン製造者。マニュファクチャラーと同意語。
【コンストラクターズタイトル】
各レースでのコンストラクター別の出場選手の獲得ポイントを年間合計し、最上位コンストラクターに与えられる。マニュファクチャラーズタイトル、メーカータイトルと同意語。
【コンパウンド】
タイヤのゴム質。

■サ
【サイティングラップ】
ロードレースの決勝スタート直前に全車で1周しコース状況とマシンの確認をすること。
【サイドバイサイド】
2台以上のマシンによる激しい順位争い。

■シ
【ジェー・エス・ビー1000(JSB1000)】
ロードレース全日本選手権の最高峰。一般市販二輪車をレース仕様に改造して参加できるクラスで、排気量は4ストローク600〜1000ccの2気筒以上。
【シケイン】
速度が高まり過ぎないよう、コース一部に障害を設けた部分。小さなコーナー。
【市販レーサー】
レース専用に販売されるマシン。ローソレース用をロードレーサー。
【シャーシ】
フレームと同意語。
【白旗】
救急車など、低速走行車がコース上にあることを知らせる白旗。
【人工セクション】
本来トライアル競技のセクションは、自然の地形を利用するが、人工的に大岩や丸太などの障害物を組み合わせて作られたセクションを人工セクションと呼ぶ。近年は世界選手権でも、観客が楽しみ易いよう最終セクションを人工セクションにする場合もある。

■ス
【SUGO(すごう)】
宮城県仙台市郊外にある国際レーシングコース。ロードレース、モトクロス、トライアル各競技が行なわれる。2006年は、5月21日には世界選手権モトクロス第5戦が開催される。ヤマハ発動機のグループ会社。
【スターティンググリッド】
決勝のスタート位置のこと。予選順で決定する。04年からMotoGPでは1列に3台が並ぶ。ロードレースの全日本選手権では1列に4台が並ぶ。
予選1番(ポールポジション)は二輪レースではアウト側。
参考)四輪レースはイン側がポールポジション。
【スタンディングスティル】
バイクに乗り、ステップの上に立ったままの停止状態でバランスを保つテクニック。トライアル競技では、とくに重要なセクションに挑む手前で呼吸を整えたり、タイミングを図る時にも役に立つ基本的テクニック。
【スティープヒル】
急な斜面のこと。トライアルでは、普通の人が歩いてよじ登れないような急斜面を、マシンで一気に駆け登る。一気に駆け登り頂上でターンし、今度はその急斜面を落ちるようにして下ったりする。

【スーパーシフター】
ロードレースで、シフトアップ時に一瞬点火をカットし、シフト操作の円滑化を図る装置。クラッチを切らなくても容易にシフトアップ出来る。多くのモトGPマシンに使われる。
【スーパーバイク】
レースのカテゴリーとしての意味は「全日本JSB1000」または「スーパーバイク世界選手権」のこと。全日本のJSB1000は国内最高峰クラスで、一般市販公道用バイクをレース用に改造して出場する。排気量制限は4サイクル1000cc以下。
世界選手権はWSBやWSBKと略される。88年から世界選手権として開催され、各サーキットを転戦する。2005年は2月25日のカタール大会から10月22日の南アフリカ大会まで全13戦が開催される。
【スリックタイヤ】
ロードレース用の溝のない専用タイヤ。路面が乾いた状態で使う。溝がないぶん、接地面積が広がりグリップ力を稼ぐのに有利。
【スリッパークラッチ】
クラッチ機能を制御し、制動時のマシン挙動の安定化を図る機構。「ワンウェイクラッチ」「バックトルクリミッター」と同意語。
【スリップダウン】
タイヤが滑って転倒すること。主にロードレース用語。
【スリップ】
高速直線で前車との間隔をあけず空気抵抗を減らし、その余力を使い続くコーナー手前で前車を抜く走法。「スリップを使う」などと言う。スリップストリームとも言う。英語ではドラフトと呼ぶ。
【スローインファーストアウト】
コーナー走法。きっちりと減速しコーナーに進入し、スピードを上げてコーナーを脱出するという意味。
【スローパンクチャー】
タイヤからゆっくり空気漏れが生じること。

【セッティング】
決勝レースに向けて、エンジン特性の調整、サスペンションの特性調整、タイヤ種類の選定など、これらの組み合わせの最適なバランスを決めること。

■タ
【タイヤウォーマー】
電気毛布の仕組みを応用しタイヤを暖める装具。ロードレースで用いられ、レース序盤のタイヤの消耗を防ぐ役割もある。
【サイレンサー】
エキゾーストパイプの後に繋がる消音器のことで、マフラー(米語)と同意語。サイレンサーは英語。

■チ
【チェッカーフラッグ】
レース終了を告げるフラッグ。白と黒の格子模様。
【チャタリング】
ロードレースで超高速域から減速時に、タイヤとサスペンションの振動が共鳴し、前または後輪が上下に細かく振動すること。チャターとも呼ぶ。
【チャンピオン】
シーズンを通して獲得ポイントが最も多かった選手に与えられる称号。年間チャンピオン、タイトル、と同意語。

■ツ
【ツーデー(2D)】
マシンの計測技術開発メーカー。MotoGPの各チームが使う。

■テ
【ディー・エヌ・エス(DNS)】
did not startの略。決勝レースのスタートが切れなかったこと。
【ディー・エヌ・エフ(DNF)】
did not finishの略。途中リタイヤなどで完走できなかったこと。
【テーブルトップ】
モトクロスのコースで設けられる台形状のジャンプ台。

■ノ
【ノービス】
初心者クラスのこと

■ハ
【ハイサイド】
ロードレースでコーナー走行中、滑っていたリアが急にグリップを取り戻し、マシンがつまずいたようになる現象。これで転倒すると「ハイサイドで転倒」と言う。
【パッシングポイント】
前車を抜く、または抜こうと思っている場所。
【バックマーカー】
決勝レースで首位走行の選手に対し、1周以上遅れて走っている選手。トライアルでは最後にスタートした選手の後に出走し、コースマーカーやセクションを片付けていく競技役員をさし、これに追い越された選手は失格となる。
【8耐(はちたい)】
鈴鹿8時間耐久ロードレースのこと。2006年は7月30日に三重県鈴鹿サーキットで決勝が行なわれる。
【ハーフウエット】
濡れた部分と乾いた部分が混じった路面
【ハングオン(別称:ハングオフ)】
コーナリング中、マシンのバンクよりもさらに内側に体重をずらすことによって、より小さくコーナーをまわる走法。
【バンク】
「カント」と同意語。コーナーの傾斜のこと。
【バンクセンサー】
ロードレース用の選手の装備で、膝に取り付けられた樹脂または圧縮皮革製のカバー。コーナリング中、このバンクセンサーと路面を接触させライダーはバンク状況を知る。

■ヒ
【ビバンダム】
ミシュランタイヤのキャラクター人形。白いタイヤを積み重ねた格好。

■フ
【ファクトリー】
メーカーが直接的に運営するチームのこと。ワークスと同意語。
【ファステストラップ】
決勝レースで、最も速い1周のラップタイム。
【ブラックフラッグ】
ルール違反、危険な車両に対し提示される黒い旗。白の数字でゼッケンを表示した黒板とともに提示され、該当車両は次周ピットに戻って停止しなければならない。
【フリープラクティス】
練習走行。
【ブルーフラッグ】
追い越そうとするマシンの存在を、追い越される選手に告知する青色の旗。
【フローティングターン】
前輪を持ち上げてターンする、トライアルの花形的テクニック。さらに高度なテクニックとして、空中でターンしてしまう「エアターン」もある。

■ホ
【ホールショット】
決勝で、スタート直後の第1コーナーに真っ先に進入すること。
【ポールポジション】
予選での最速タイムの選手が着くスタート位置。「ポール」と同意語。ロードレース決勝で、最前列アウト側の位置からスタートする権利。(四輪レースではイン側がポールとなる)

■ミ
【ミュー】
摩擦係数。サーキットの、路面状態に関して使われる。ミューが低ければ滑りやすく、高ければグリップ力が高い。

■ム
【ムースタイヤ】
本来タイヤの空気が入っている部分に、ゼリー状のゴム材を入れ、パンク抑止を図る競技タイヤ。モトクロスやエンデューロで使われる。

■モ
【モトGP】
MotoGP。二輪ロードレースの世界最高峰。
最高峰のモトGP・250cc、125ccの3クラス。
【もてぎ】
正式名称ツインリンクもてぎ。栃木県の茂木(もてぎ)町に1997年に出来たサーキット。ツインリンクは英語の「Twin」とドイツ語の「Ring」をつなぎ合わせた造語。米国式のオーバルコースと、欧州式コースの二つのロードコースがある。2006年は、9月24日にモトGP第15戦が開催される。

■ラ
【ラップタイム】
サーキットを1周したときのタイム。

■リ
【リアホップ】
トライアル競技で、後輪を浮かせて横に移動させ、マシンの向きを変えるテクニック。
【リーンアウト】
ハングオンとは逆で、マシンが傾く方向とは逆に上半身を向かせる走りかた。主にモトクロス、トライアルで使われる。なお、マシンの傾きに上半身を合わせる走りかたをリーンウイズと呼ぶ。
【リバース】
トライアル競技で後退(バック)すること。以前は、足を着かずにマシンをバックさせることは驚異的なテクニックで、減点0だったが、2004年以降は、マシンが後退した時点で減点5となる規則となった。ただし世界選手権インドアトライアルでは減点対象とはならない。

■レ
【レーサーシフト】
市販バイクのギアチェンジは1ダウン5アップ(6速の場合)だが、ロードレース仕様は1アップ5ダウンが一般的。シフトペダルのある左側にマシンが深く倒れ込んだ場合も、シフトアップし易い配慮の設計。
【レインタイヤ】
ロードレースの雨天用タイヤ。ドライ時に使うスリックタイヤは溝がないが、レインタイヤには溝がある。ゴムの材質も異なる。
【レーサー】
レース専用仕様のマシン。

■ロ
【ロードレース】
サーキットと呼ばれる舗装専用コースを専用マシンで走り速さを競う競技。
⇒参考)最高峰クラスはMotoGPは3月頃〜10月程度最終戦まで全17戦で各サーキットを転戦して争われる。
決勝は、コース毎に決められた周回数を走り(約40分)最も速くゴールを駆け抜けたライダーが優勝(着順でポイント付与)。年間獲得数の多い選手がチャンピオンとなります。

[マシン種別]
マシンはMotoGP用に専用開発された4ストロークで排気量は990cc以下。
直線では時速330km/h以上ほど。
[見どころ]
深くマシンを寝かせてのコーナーリング、タイヤを滑らして曲がるドリフト走法など。
[その他]
MotoGPは、他に250cc、125ccクラスが併催している。
[MotoGPとは]
レース専用マシンで争われる
[スーパーバイク(WSB)やスーパースポーツ(WSS)とは]
一般公道走行用の車両をレース仕様にして走るのが及びの競技。世界選手権としても開催される。
国内では全日本選手権が開催され、最高クラスはJSB1000。日本独自の規則によるスーパーバイクレースで、その他250cc、125cc、ST600の計4クラスが全日本選手権で開かれている。

■ワ
【ワークス】
メーカーが直接的に運営するチームのこと。ファクトリーと同意語。
【ワークスマシン】
ファクトリーマシンと同意語

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